みんなで星を見上げれば...

星を見ることを忘れてしまった人々の行く先に希望はあるのだろうか?新たな希望の地を求めて旅立ちの準備をすることにしました。よろしかったらお付き合いのほどよろしくお願いします。

あれから7年も、、、。(5)リニア彗星とニート彗星

ポートフェアリーから引き返し、メイン道路と平行に走るわき道を入り周辺の明かりが邪魔にならない所を探して車を止めた。
少し下り坂になった場所が見つかったので、薄明が終わるまでそこでライトを消して待機することにした。
誰も来ないと思っていたら名に何やらトラクターのようなものがこちらに近づいてきた。
そばで止まったのででてみると、麦わら帽のおじさんが話しかけてきた。

「こんなところでライトもつけずどうしたんだ?」
「彗星を見るために暗くなるのを待ているんです。」
「そうか、まっくらだと気づかないで危ないことがあるから気をつけなさい。」

といって去っていった。
どうやらここら辺はその方の農地のようで、無灯の車の存在が気になったようだ。
確かに対向車からは下り坂になるところに無灯火の車があると危険である。
場所を発見するのに余裕のある位置に移動した。

夕闇が迫りいよいよ彗星の位置確認をしようと双眼鏡を持ち出した。
三脚に固定し、買ったばかりの雑誌を頼りに捜索開始。

オリオン座が盾の部分を下にして、横倒しの状態で東から昇ってきた。南中すると逆さ立ちした格好になる。
リゲルの東側に他の星とは違ったボワとした核が星雲状の天体を認めることができた。
リニア彗星だった。

一方、ニート彗星の方は少々暗くすぐにはわからなかった。
しし座とかに座辺りにいるはずなんだが。。。
双眼鏡でその辺りを散策してようやく見つけることができたが、とても肉眼彗星とは言えないレベルである。
リニア彗星のほうは3,4等か、ニート彗星の方は6等くらいか。
400年に一度の2大彗星というA新聞のタイトルはいささか誇大広告だった。
ハレーの時もそうだったが、彗星の光度ほど予想通り行かないものはない。
しかし、2つ彗星を同じ空にの下に捉えられたという事には変わりない。
これで、当初の目的を果たした私は一路帰路についたのであ、、、、、、るわけがない。
これからは、彗星とはあまり関係なく旅はまだまだ続くのである。

もっと暗い空を求めて西に行こうか。内陸部に進むか。このまま戻るか。
いろいろ迷ったが、16mm魚眼で2彗星を同じ画面に収めて、満足したので再び、
西に移動してホテルを探して泊まろうと考えた。

昼間来たポートフェアリーは小さな町でホテルはなさそうだった。
さらに西のポートランドに向かって車を走らせた。
各都市の位置関係はこのようになる。

meruborun.jpg


彗星を見たのは
 dc.jpg
がある所

1時間ほど走って到着したポートランドは比較的大きな町だった。
灯台もあるし、街灯照明がとにかく明るい。大きな教会の建物は威厳があった。
ようやく車で泊まれそうなホテルを見つけ値段を聞くと$120という。
ちょっと高い。まあ、街中なので相場ではあろう。
前日の$88に比べると値ごろ感がない。

海岸線を使わずに内陸側の国道を行けば割と早く帰れるのではないか?
うまくすれば朝までには到着できるし、途中暗い所があれば星も見れる。

宿泊はやめて一路メルボルン市内を目指すことにした。
道は広く車はほとんど走っていない。ときおりトラック便が走る程度だ。
途中でモ-ターキャンプ場の標識を見つけたので寄ってみることにした。
キャンピングカーが泊まれるキャンプ場のようなところで、野外に屋根つきの水場と流しが設置されていた。
その奥に空き地があり、周辺の明かりが来ない所で車を止めて双眼鏡で観望してみた。
大マゼンラン星雲が昇ってきており、およそ20年ぶりに対面を果たした。

写真を何枚か撮り、少し休憩してさらに市内へ向かって走りだした。
スポンサーサイト

あれから7年も、、、。 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<ギャラット彗星が見頃です | HOME | あれから7年も、、、。(4) キャンベルの逆ささそり座>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |