みんなで星を見上げれば...

星を見ることを忘れてしまった人々の行く先に希望はあるのだろうか?新たな希望の地を求めて旅立ちの準備をすることにしました。よろしかったらお付き合いのほどよろしくお願いします。

双望会 機材説明補足

おそらく誰も気にしていないと思いますが、双望会の機材紹介で紹介したラプトル50双眼の三脚として使用していた本体のアトラス60の購入理由と私の名前である「アダンの実」の由来について書きます。

2008年の夏、日食現地調査のため悪石島に行ってきました。
旅行の詳細は既に掲載済みですが、帰りの船で2009年悪石島で看護師として働くために小宝島の研修に
参加していたという方と知り合いになりました。

いろいろ話しているうちに、「小宝島で天文教室みたいなものができればいいなぁ。」という話になり、
帰宅後その企画を立ち上げようといろいろ準備を始めました。

そのうち、リハビリと島での休養を兼ねたリラクゼイションセミナーをその方の属する団体の名で開催するという話になり、案内書などを作って行く中で、そこでの天文教室用に望遠鏡が要ると判断し、
「どうせ島に送るなら注文時に送り先をそのセミナーが開催される小宝島の民宿のオ-ナーさんのところにすれば送料がかからない。」
と考え、スコープタウンさんの方に発注しました。

当時、その民宿のオーナーさんが始めたばかりのブログを通して連絡を取ろうと思い、コメントを送ることにしました。このときブログにあった「アダン」の写真が目に付き「アダンの実は食べられるでしょうか?」と書きました。

これが「アダンの実」誕生の秘密(?)です。

ところが、諸事情でセミナーは開催されず、未開封の望遠鏡だけが、しばらく小宝島に居座ることになりました。
そのうち行くと言って早2年。いつまでも場所を占領しておくわけにも行かず、民宿改修の折に連絡いただき、こちらに送ってもらう事となった次第です。

アトラス60はラプトル50と口径は1cmしか違わないのですが、値段は倍以上します。
もちろんレンズ品質も良くなっているのですが、一番の違いはこだわりの三脚です。
ラプトル50ですと蝶ネジ1本だけで位置調整、固定をしなけれなりませんが、
アトラス60の方は水平と垂直の調整ができ、ストッパレバーが別についています。
足も伸び縮みするので高さも調整できます。本格的な観望にはぜひとも欲しい機能です。
使ってみると実感できますが、良くできています(以上、宣伝)。

この場を借りて長いこと預かっていただいたオーナーさんとご配慮いただいた「じじさん」にお礼を申し上げます。
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双望会レポート 2011

今回で4回目の参加となる双望会に行ってきました。

出発前、Sさんからいつもの道が大風の影響で崩れて通れないというメールが。
迂回路には聞きなれない道があり、「?」と思ってメールすると、
添付図面で詳細が判明。なんと国道のトンネルが崩れて通れなくなっていました。
そのための迂回路だったのです。

しかし、地元の皆さんのおかげで翌日にはいつもの道の応急処置が間に合い、
無事通れるようになりました。
どのような状況下というと、

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復旧に努めてくださった方々に感謝です。

到着すると殆どの方がセッティングまで終えており、おっとり刀で大型双眼鏡をセットしました。
機材紹介の紙を印刷するのを忘れてきたので、隅っこの方へこっそり設置しました。

昨年、2日とも晴れて自分とご近所の方の望遠鏡しか覗かなかった反省から
今回はできるだけ多くの方の機材を見ようと思い、
明るいうちにロケハンして設置場所を覚えておきました。
それでも結局1/4位しか覗けてないと思います。
4回目にしてようやく常連さんのお顔と機材が一致してきました。
なにしろ一人2台平均で少なくとも百数十台の望遠鏡が所狭しと並ぶのですからその姿は壮観です。
大きさも2.4メール(OKADAさん)から20cm(T山さん)と様々です。

1日目の空は割りといい状態で深夜過ぎにはほぼ晴れ渡っていました。
やおきさんの22インチ(56cm)でNGC40を初めて観せてもらいました。
誠文堂のカラー版フィールド星図の最初のぺージに載っている写真と同じ形のものが見えました。
圧巻の集光力です。

2日には快晴とは行かないまでも、なんとか雲の切れ間を探しつつ、日が変わって完全に曇るまで観望を続けました。
やおきさんの同望遠鏡で2日目から参加されたW県のT師匠から惑星状星雲の探索手順講座を伝授していただき、ジョーンズ1という非常に珍しい惑星状星雲を見せていただきました。

探索手順は予め星図に目票の星雲が存在する場所の近辺微光☆の星図を書き起こしておき、
星の位置関係から絶対そこにいるはずだというポイントを視野中心に入れて、OⅢフィルタを付けるというものです。そうすると惑星状星雲だけがボワッつと浮き上がってくるそうです。
中にはしばらく見てないとわからないもの、そらし目で時々見えるものなど様々で、カタログ上の数値データでは、計り知れないものがあり、どのように見えるか予測がつかないそうで、それが醍醐味だそうです。
一昨年、師匠から譲っていただいたわし座近辺の星図で今度トライしてみたいと思います。
今ままで1枚しかなかったOⅢフィルタですが、今回のフリマでT山さんから1枚譲っていただいたので双眼で使えるようになったのも天の導きかと思います。

1日目は今期見ごろの木星に、精鋭機種が向けられていたのでとても贅沢な見比べが実現しました。
TMB150、TOA、アポダイズングでみる20cmF12、田口鏡16cm(反射)それぞれ見え味が違い好みも分かれるところですが、いずれも素晴らしい像でしばらく目が離せない状態になりました。
コントラスト、色合い、シャープネスそれぞれ特長があり堪能できました。

常に進化し続けるK.nebulaさんの18インチ(45.7cm)銀メッキで初めてオリオンM42の星雲の「色」を認識することができました。
中心部の緑がかった青、周辺の羽の黒茶(赤)色が確かにわかりました。
一度色が認識できるようになると、濃さは異なるものの40cmクラスですと色がわかるようになるから不思議です。空の状態にもよると思いますが、貴重な体験をすることができました。

HさんのBIG binoには昨年のニコン営業部のKさんの働きもあって見事にあのアイピースが鎮座していました。
気がつけばあの雑誌で紹介されてまだ、購入していないのは私だけ?(だって、まけてくれないから~。)
さらにEMSも使い易い様に進化しており、フラッグシップの面目躍如でした。
現状に満足することなくさらなる向上心を持って前進をとげられるその精神に感銘を受けております。
昨年に引き続きアンドロメダ大星雲銀河の中にじっくり浸らせていただきました。
Duality250と同じ口径なのに同じに見えないのはどうしてでしょう?
と伺ったところ「アイピ-スが違うからでは?」とにこやかな答えをいただきました。

本拠地シアトルから今回のために来日されたuto師匠はバッテリーいらず、
撮影用シンプル赤道儀を製作し発表されておりました。
HPで発表されたものからさらに進化していました。
また、来年のオレゴンスターパーティーに一緒に行こうというプランの浮上し
ぜひ、クリス氏の1メートル反射を覗かせてもらおうという話で盛り上がりました。

昼間の機材紹介でじろーさんのダブルスタック太陽望遠鏡を覗かせていただきましたが、驚嘆の太陽像でした。
最近、新しいのが次々は発表されているので、てっきり新機種かと思いきや、10年以上前にすでにこの形になっていたそうで、今回久しぶりに持って来られたとのことで2度ビックリです。
昔は手を抜く箇所がわかていなかったからマジメに作っていたのではないかというご見解でした。
価格も今ほど庶民的ではなかったはずなので、まさにパイオニア的な存在です。
KIKUTAさんの反射双眼鏡33センチと同様、既にこの高みに到達されていらしたとは。
双望会の底力を垣間見たような気がしました。

また、今回参加できなかったチャッキリさんからのお心遣いにも感謝しております。
普段はあまり飲まない私ですが、みなさんと一緒においしくいただきました。

機材詳細につきましては、オオモリさんのブログに1300枚以上撮影された中から
厳選された写真がご覧いただけると思いますので、どうかご期待下さい(丸投げ?)。

最後にこのような素晴らしい機会を与えていただいたスタッフ、関係者の方々ありがとうございました。

来年もお互い元気で会えるのを楽しみにしております。
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双望会レポ-ト 天文ガイド編

双望会は前身の双眼鏡サミットが発展して行われるもので、それから数えると12回目になります。
そして、全国から何やら好きな人が集まるという噂を聞きつけたか、あるいは昨年の様子がライバル誌に掲載されたためか定かではありませんが、今年の参加者リストのキャンセル待ちに「天文ガイド」さん2名というのを発見しました。エントリーは一番最後だったのですが、最終的に参加できました。
どなたがおいでになるのかという楽しみでしたが、なんとあの「えなりかずき」じゃない、「えびなみつる」さんとカメラマンの方が参加なさっていました。
2日目はそれぞれ自慢の機材を紹介するコーナーがあるのですが、えびなさんは次の世代の天文ファンを育成する事に尽力されており、紙製の日食観測用ピンホールカメラを持参し、作り方のレシピを配布していらしゃいました。

機材紹介をしているえびなさんです。
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誰でもできる日食観測用ピンホールカメラの作り方です。
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このように一度に数人で見ることができます。
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明日の天文普及について熱心に語られておりました。
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最終日に最後まで残られておられたので少しお話する時間がありました。
えびなさんは「池谷・関彗星」がきっかけでこの道に入られたそうで、私の年代は「アポロ」でしょうかね、と言うと「何かインパクトのあるイベントを少年時代に体験すると天文が好きな層が厚くなるのではないか。」とおしゃっていました。今年の皆既日食を見た世代が次代を担うのを期待していらしゃるそうです。

最新刊と代表作品を紹介しておきます。
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双望会 レポート 序

第2回目が予定通り 10/23.24.25に開催されました。昨年に引き続き2度目の参加です。
今年は23(金)に休みが取れず、24(土)朝からの参加になりました。
朝5時半に目覚めて、8時に出発しました。

高速は休日割引で900円(あまりありがたみが感じられない微妙な距離)、片道は132km、時間は途中でバスタオルを忘れたのに気づき、お店に寄った分も含めて2時間です。

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多くの方は遠くからおいでになり、福岡、高知、広島、鳥取、京都、大阪、和歌山、三重、愛知、岐阜、富山、石川、長野、群馬、静岡、神奈川、東京、埼玉、千葉、最遠は熊本から1000km近くを車で来られた方もいらしゃいました。皆様の熱意には頭が下がります。しかも殆どの方が、多くの機材も一緒です。但し、チャッキリさんは「手ブラ」でした。(*^_^*)

天気はあいにく曇りと小雨となり、初日に一瞬だけ晴れ間があったそうですが、25(日)の午後までに太陽すら見えなかったという状況でした。

普通の観望会なら、この天気だと残念なところですが、さすがに双望会。
転んでもタダでは起きないというか、晴れればもちろん素晴らしい夜空が待っているのですが、星が見れなくても皆さんとお話するだけで非常に得るものが多く、次へのモチベーションが高まります。
どなたも信念を持たれて活動されていらしゃるので、できれば全員の方とお話したかったのですが、総勢80人となると、2日ではとても足らないので、今回お話できなかった方はとはぜひ次の機会にと思っています。

(続く)




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双望会、延長戦に行ってきました

毎年8月の第一金曜日の夜から「原村の星祭り」というのがありまして、今年で15回を数えます。そこでは居候スタッフとして「きらら庵」様のブースに毎年参加させてもらっております。東京にいたときの星仲間との年に一度の同窓会といった意味合いもあるんですが、今年は珍しく夜、晴れました。そのとき30cmの反射双眼鏡(!?)を自作なさったヤマさんの所に張り付いて一晩中星を見せてもらいました。不思議な事に2つの目でみると片目でみる時より大きく感じ、目が疲れません。視野も広いので宇宙との一体感があります。
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そのヤマさんから日本各地から同じように双眼望遠鏡を作った濃い仲間が集まるイベント「双望会」があると聞き、先週参加してきました。口径20cmが子供に見えるほど小さく感じられ、最大は50cmのドブソニアン、反射双眼鏡にいたっては45cm(通称ゼットン、私にはクルンゴンのバトルシップに見えましたが)が登場するという驚異の世界です。2泊3日だったのですが、1日目が雲の切れ間から、2日目はまったく星が見えませんでした。しかし、その分色々な人とお話が出来て、非常に密度の高い時間をすごす事ができました。
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そのとき同部屋「スペースルームNo.4」で運命的な出会いをした、愛知方面の方々(ワントニックポニーさん、ケーメーさん、そらさん、やおきさん、Ninoさん)からお誘いを受けてこの土曜日、A高原G村に出かけていました。夕方から日付が変わるまで晴れっぱなしで、先週見れなかったフラストレーションを一気に晴らすかのように、色々な星雲、星団を見まくりました。特に「双望会」のリーダーで、双眼望遠鏡の教祖であるHさんの25cm屈折双眼望遠鏡と言ったらもう、すごいものでした。ロシア製のレンズを購入して筐体や三脚は自作なさったそうです。今まで見たことない大迫力のオリオンの大星雲(トランベジウムの色の違い、星雲の濃淡がわかる)、アンドロメダ銀河が視野からはみ出すほどに見え、ハッブル変光星雲(知識としてしか存在を知らなかったもの)を実際に見せていただき大変感激しました。行列のできる双眼望遠鏡で、皆さん一度張り付くと中々離れようとしない、というか離れられない状況になってしまいます。その他にも松本さん製作の双眼望遠鏡やドブソニアン(utoさんの45cmを筆頭に30、40cmが当たり前の世界です)が何本も並び、見比べたり、コーヒータイムで暖を取りながら星空談義に花が咲き、さしづめ「双望会」延長戦というところでした。鍋の差し入れもあり非常に楽しい時間をすごす事ができました。本州にもまだ、未開拓の星見所があり、捜索の幅を広げてみようと思っています。月末は奈良県に出かける予定です。えっ、その前にまた、ここでという企画があり?しっかり防寒準備をしておきましょう。

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